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国内MBAの価値と将来性|MBAとUSCPAのダブルホルダーが客観分析

迷える若者
国内MBAの受験を検討していますが、友達に「日本人がMBAなんてとっても役に立たないよ」と言われました。本当なのでしょうか?
もちろんスクールによってピンキリだが、TOPスクールでは極めて質の高いビジネススキルやグローバルリーダーとしての素養を身に着けることができるぞ。
Marty

 

当記事では世間でよく言われることのある「日本人にMBAはいらない」という意見について解説していきたいと思います。

みなさまの中には、「MBA取得をしたいけど、国内のMBAスクールにどこまで価値があるか不安だ」「MBAをとったあとどういうキャリアを歩めるかよくわからない」といった思いを持っている人も多いのではと思います。

結論は国内MBAほどコスパがよい資格(学位ですが)はない。というところです。もちろんスクールによって質は一定変動しますが、非常に魅力があるのは間違いありません。

まずは執筆者である私について少し紹介させてください。

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 私自身も勤務先企業の指名により1年間フルタイムで、海外からの学生が8割以上を占める国内MBAスクールを卒業しており、その経験についてもお話できればと思います。

 

人生を切り拓く最強の武器MBA

MBAスクールの価値とは

MBAスクールの価値についてまずは概要をお話していきます。

ただ、難しいのは個人のバックグラウンドや入学タイミング、描きたいキャリアによってその価値はまちまちであるという点です。

「どういうSPECの人が、どういう目的で、いつ、どのスクールに、いくらお金を払っていくのか」という様々な要因にMBA取得の意義は依存するということです。

また、卒業するまで、その人がスクールで何を学べるかはわからないですし、卒業してからもなお、MBAでの学びの価値は変化します。

卒業後にどう活かせるのかは卒業後の働き方や、卒業後の勉強や自己投資にも関わってくるということです。

 

MBAの具体的価値4選

①個人の成長|ハードスキル

まず第一に、MBAによって個人がどれだけハード面で成長できるか、というところについてお話します。

身につくハードスキル

  • マーケティング
  • アカウンティング(会計)
  • 企業戦略
  • 組織行動論
  • コーポレートファイナンス
  • データアナリシス

このあたりは基本的にどのビジネススクールでも学べるベーシックな内容と思います。

これらの内容に加えスクール毎に力を入れている授業や、オリジナルの授業があると思います。

大切なのは、これらのハードスキル・知識を手に入れて、卒業後どのように活かせるのか、活かしたいのかという点です。

その点については、卒業後に元の会社に復帰するのか、転職するのか、転職するとしても日系企業か外資か、また勤務地が日本か海外かによっても大きく異なると思います。

どれだけ自分が裁量を与えられるかがそういった要因で大きく異なるからです。

もっと言えば、同じ会社であってもどの部署で働くか、どの上司のもとで働くか、によって学びを活かす裁量を与えられるかは変わってくるでしょう。

ですので、「旧態依然とした日系企業に勤務するのであれば、年功序列のヒエラルキーの中に再び入れられ、実はあまり学びを活かせない」という議論は一定的を得ています。

ただ、これも考え方次第で「今すぐに活かせなくても、5年後10年後、自分が経営に近い部署・役職についたときに活かせればよい」と割り切る人にとっては十分価値はあるでしょう。

私は日系企業で働いていますが、データ分析やマーケティング、デジタル分野の知識については、担当者としても業務に直結するもので役に立っています。

 

②個人の成長|ソフトスキル

いわゆる欧米型のMBAについては、ソフトスキルの習得というのも大事なポイントです。

ここでいう欧米型のMBAとは、以下のように定義しています。

定義

欧米型のMBA=日本国内外問わず、多国籍の学生からなり、授業が英語で行われ、ケースメソッドをベースとしたスクール

イメージがないかもしれませんが、実はMBAスクールで使うケース(=実際の企業や組織を題材にした英語でかかれた20ページほどのペーパー)は各スクール共有しています(使用にお金は発生します)。

ですので、私は国内MBAスクールでしたが、ハーバードのケースを使った授業もとても多かったです。もちろん英語です。

同じ教材を使って学ぶわけなので、各スクールの方針の色の違いはあるにせよ、以下のソフトスキルが一定共通して得られます。

身につくソフトスキル

  • 多国籍の環境の中で英語で自己主張をする力。
  • 多国籍の環境の中でグループとして一つの成果物(プレゼン等)を作り上げていく力。
  • 日本人にはない視点、積極性、自己主張の強さ等を知る。
  • 「ネゴシエーション」について体系的に学ぶ
  • 多数のロールプレイングによって得られる、組織内での行動方法。

これらについては、なんとも文字にするのは難しいですが、ビジネススクールでないと得られないものだと確信しています。

海外の大学や中高で育ったということがなければ、得られない学びだと思います。

卒業後、また将来にわたって財産になるのがこのソフトスキルのところです。

 

③市場価値

市場価値を上げるためにMBAに行くという考え方を持つ方も一定いると思います。

欧米であれば、MBAホルダーであることだけで、一定程度評価され転職や昇給に働く慣習があります。

ただ、私が知る限りごく一部の企業を除いて日系企業にそういった文化はありません。

ここを目的にMBAスクールに行くのだとしたら、卒業後に日系企業で働くのはあまり意味をなさないでしょう。

ただ、①②で記載したとおり「スクールでの成長があり⇒仕事で成果をあげ⇒結果的に評価があがる」と考えれば

当然市場価値を上げることには一定寄与するでしょう。

 

④卒業後将来にわたっての成長

MBA取得による成長は、MBA卒業のタイミングで終わると考える方が多いのは自然であると思います。

ただし、この考え方は100%間違っています。

私の経験から言えば、MBA受験・卒業によって得られたベーシックな知識や、英語力によって卒業後学び続ける素養が養われたと強く感じています。

例えば、PODCASTやMOOCなどで、依然無料でビジネススクールの授業や情報を英語で収集することができますし、その内容も基礎知識があるからスムーズに理解することができます。

強い言い方をすれば、「学びの可能性が無限に広がった」というところでしょうか。

もちろん学ぶ意欲がない人は、卒業後そんなことしない、という考え方もあるかもしれませんが、そのようなスタンスの方はMBAスクールにそもそもいかないし、行くべきでもないでしょう。

 

このようなメリットがある中で、反面デメリットもあるわけで、そのバランスを考える必要があります。

デメリット

  • 社費派遣でなければ必要となる金銭的費用(欧米のスクールにいくと1000万以上もざらです)
  • 留学していなければ、現業で得られたであろう知識・経験を得られないという機会損失
  • 日本にいると一定向けられるMBAホルダーへの懐疑的な視線
  • 入学準備にかかる莫大な時間(海外経験がなければ1000時間超が一般的)。
  • 家族がいるのであれば、その対応(特に子供を海外移住させるのか等)

 

国内MBAの価値と将来性

ここまで、MBAスクールの価値ついて論じてきましたが、ここからは国内MBAに焦点を当てて解説していきたいと思います。

 

主要国内MBAスクール

まずは、国内MBAスクールで人気がある、もしくは極めて高い質の教育が得られるスクールを整理してご紹介します。

主要国内MBAスクール

  1. 一橋ビジネススクール(ICS)
  2. 慶應ビジネススクール(KBS)
  3. 早稲田ビジネススクール(WBS)
  4. グロービス経営大学院
  5. 名古屋商科大学

このあたりが、人気があるMBAスクールです。

これらのスクールは教授陣の質も高いですし、ともに学ぶ学生の質も担保されているといえます。

 

スクール選びで気を付けるべきポイント(価値をさぐる)

ここで、上で挙げたようなMBAスクールについて検討する際のポイントをいくつかご紹介します。

 

①グローバルなスクールかどうか

先に述べたとおり欧米型(中国なども同様ですが)のスクールでは『全世界から学生を募り、多様なバックグラウンドで学生同士が学びあう』というのが非常にコアなMBAスクールの価値や意義となっています。

そういった学びを求めるのであれば、検討するスクールがそのような環境かどうかは調査が必要です。

各ビジネススクールで複数のコースがあって、一部のコースは完全英語で外国人80%、一部のコースは日本人100%ということもあるので学校の名前だけでなく、個別のコースまで掘り下げていきましょう。

 

②学生の質

極論いってしまえば、ビジネスのノウハウや知識だけ学ぶつもりなら、書籍や論文を読んでいれば良いわけです。

すなわち、グローバルスクールであれ、ドメスティック型のスクールであれ、ともに学ぶ学生のレベルにスクールの質は大きく左右されます。

この点については、よくよく入学要件を見た方がよいです。

名前書いて、論文だけ書いて、お金さえ払えば誰でも入れるようなスクールはポンコツ学生が集まっている可能性が高いです。

グローバルスクールであればGMATなど論理的思考力試験を課しているかどうか、などの観点が重要ですね。

 

③教授陣の質

当たり前ですが、教授陣の質も重要です。

ビジネス経験がない講師ばかりが集まっているスクールは非常に危険です。

また、逆にビジネス経験のある講師ばかりで、アカデミックな業績をしっかり残している講師がいないスクールも危険です。

大切なのは、教授陣のバランスと言えるでしょう。

TOPスクールはそのあたりを意識して教授陣の編成を行っていますので、是非確認してみてください。

 

④超専門型MBA

いわゆる欧米型の「グローバルリーダー」を育成するという考え方の他に、日本では金融財務分野に特化したMBAスクールも存在しています。

こういったスクールをMBAと呼べるかどうかは別にして、専門人材としてその後のキャリアで価値を持つのは間違いありませので、そういった観点でスクール選びをするのもよいでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

国内MBAスクールの価値や、検討の観点について整理してきました。是非興味があれば、取得を目指してみてください。

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